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私たち50代から女性にとって、大切なテーマ「自己肯定感」についてお話しします。
年を重ねるにつれて、自分自身への自信が揺らぐことはありませんか?
私自身のことで言えば、わりと自信のある人と見られるし、これまでも自己肯定感の高い人でした。
しかし、過去の自分と歳を重ねていく自分のギャップから
「自分自身を認められない」という気持ちから悩むようになりました。
でもこのように自己肯定感が低くなってしまうことは、決して珍しいことではないそうです。
私はこのままなのかな…と落ち込まないでくださいね。
自己肯定感は育てることができます。
ここからは、私自身が自己肯定感と向き合い、回復した方法をお伝えします。
なぜ50代女性の自己肯定感が低くなりがちなのか?
私たち50代女性の自己肯定感が低くなる理由はいくつかあります。
と、その前に私たち50代以降の女性を「プライムエイジの私たち」と書きますね。
若さや美しさを重視する社会と容姿の変化
若さや美しさを重視する社会の中で、プライムエイジの私たちは、いつもプレッシャーを感じています。
SNSで若々しい同年代の女性を見かけると、つい自分と比べてしまいませんか?「アンチエイジング」 という言葉に敏感になり、新しいスキンケアやプチ整形に手を伸ばすこともあります。鏡を見るたびに、増えていく白髪や深くなるシワに気づき、ため息をつくことも。でも、本当はこの年齢だからこその魅力があるはずです。
身体的変化への適応
ある日突然、膝や腰が痛くなったり、自分の体が思った通りになくなった気がしませんか?
更年期症状で急に汗が出るホットフラッシュに襲われたりと、まるで自分の身体ではないような感覚に戸惑いを感じてしまいます。商談中にホットフラッシュの症状で顔面が汗まみれになり、思わず「更年期で!笑」と開き直った経験があります。
以前は好きだった食べ物や、つい昨日まで使用していてトラブルのなかったスキンケア、睡眠不足が、体調を崩す原因になることも。そして何より、代謝の変化による体重増加や体型の変化に悩んでいます。
「昔の洋服が着られない」などで、自信を無くすことも。健康診断の結果を見るたびに、若い頃は気にしなかった数値が気になり始めます。この変化を受け入れつつ、どうやって心身ともに心地よく過ごしていけばいいのか、試行錯誤の毎日です。
キャリアと家庭のバランス
職場では経験を積んだ分、より多くの役割を任されるようになったり、親の介護が始まったりすることも。「仕事を頑張れば家庭がおろそかに、家庭を優先すればキャリアに影響が」というジレンマに日々悩まされています。
自分の時間?そんなものは贅沢。趣味や友人との時間は後回しになり、「私の時間はどこへ行ったの?」と思うことも。自己実現のチャンスを逃しているのではないか?という焦りと、でも今の生活も大切にしたいという葛藤。バランスを取ろうとするほど、どこかがおろそかになってしまう。この年齢だからこそできることがあるはずなのに、その可能性を活かせていない歯がゆさを感じることも。
低い自己肯定感がもたらす影響
自己肯定感が低いと、私たちプライムエイジ女性の人生には、さまざまな影響を与えます。その影響は、想像以上に広範囲に及び、日常生活のあらゆる面に影響を与えます。
メンタルヘルスへの影響
まず、メンタルヘルスへの影響が顕著に現れます。
自分に自信がないこと、不安やうつ症状のリスクが高まります。「自分には価値がない」「何をやってもうまくいかない」といったネガティブな思考パターンに陥りやすくなり、日々の生活の質が低下します。些細なストレスにも過敏に反応し、心の余裕に関係してしまいます。
人間関係への影響
続いて、人間関係にも影響が出てきます。
自信がないと、新しい出会いや深い関係性を築くことが億劫に感じてしまい、人との交流を避けてしまうかもしれません。また、これまでの関係においても、自己主張ができずに相手に合わせすぎたり、逆に過剰に防衛的になったりと、バランスの取れたコミュニケーションがしにくくなり、人に会えば会うほど、ストレスに感じてしまいます。
日常生活への影響
日常生活の質にも影響します。
健康的な食事や適度な運動、十分な睡眠といった基本的なセルフケアがおろそかになりがちです。自己肯定感が低いと、自分を大切にする行動が減ります。
このように自己肯定感の低さは、私たちの人生のあらゆる面で影響が出てきて、本来は楽しく心軽やかなはずのプライムエイジを、不安と自己否定の時期に変えてしまう可能性があるのです。だからこそ、自己肯定感を高めることは私たちにとって大切です。
自己肯定感を高める7つの方法
さて、ここからが本題です。 自己肯定感を高める7つの方法をご紹介します。
1.自己認識を深める
自分の長所と短所を客観的に見つめ直す。
ノートを広げて、思うままに自分の長所だと思うことや短所だと思うところを書いてみましょう。
思い浮かばないときは、これまで人に褒められたことや、ちょっと指摘を受けたことでも振り返ってみるといいですね。そして、完璧を求めるのではなく、多少短所があってもいい!「これも自分だ」と、ありのままの自分を受け入れることが大切です。
2.小さな成功体験と自分への労い
日々の小さな成功や達成を認めて、自分を褒めましょう。
「今日は家事がスムーズにできた」とか「仕事でお客様に、ありがとうを頂いた」や「本を読み終わった!」「日記が3日続いた!」など、どんな些細なことでもいいのです。日々の小さな成功から自分を労うことを忘れずに。
3.ネガティブな自己対話を止める
「私にはできない」という言葉を「今は、まだできていないだけ」に変えてみましょう。
人間の脳は、生まれながらに危険な状況から身を守るために左脳が「勝手にマイナスに考えてしまう仕組み」になっているそうです。そこで、右脳思考に切り替え「意識を現在のいいイメージに集中」してみましょう。
難しい1冊の本を、2回、3回と繰り返し読むと、内容の理解が深まるように、今は解らないけど、少し先の未来にはきっと解っている自分がいるわね!というポジティブな自己会話を心がけることで、少しずつ自信が生まれます。
4.新しいスキルを習得する
なにかを学ぶ喜びを再発見しましょう。
新しい趣味でも、技能の習得でも、何かを習得することは自信につながります。好きな韓国ドラマを観るでも、韓国語を学びながら観るのでは、役者が発する言葉のニュアンスが深くなり、ドラマを観る楽しさがより広がります。どんなことでもいいのです、昔やってみたかったことを思い出してみましょう。
5.身体を大切にする
プライムエイジの私たちは、若い頃のように無理がきかなくなった身体に戸惑いを感じることもありますが、新たなケア方法を見つけるチャンスです。適度な運動は、単に体型維持だけでなく、心身の健康にも大きな影響を与えてくれます。
ヨガやピラティス、ストレッチなどの運動は、年齢を重ねた私たちの身体に優しく、継続しやすいでしょう。YouTubeでもそのような動画がたくさんあるのでお気に入りを見つけてみましょう。このように身体を大切にすることで、体調が良くなり、外見だけでなく「自分の体を大切にできている」という自信が自己肯定感にもつながります。
6.人間関係を充実させる
豊かな人間関係は、心の支えとなります。同じ境遇の友人と語り合うことで、共感と勇気をもらえます。
長年の友人との関係はもちろん、新しい出会いにも少しずつ積極的になりましょう。子育ての悩み、親の介護、更年期症状など、同世代だからこその話題を共有することで「自分だけじゃない」という安心感もあります。そして、新たな視点や考え方から刺激を受けたり、解決策を見出すことができます。
7.何もしない時間を作る
プライムエイジの私たちにとって、自分との時間は必要です。
家庭や仕事に追われる日々の中で。短い時間でも自分のための時間を作ることは、心の充電だけでなく、自己実現や新たな思考の再発見にもつながります。単に「何もしない時間」を作る。瞑想や散歩など、心を落ち着かせる時間を持つことで、自分の心の声に耳を傾け、自分自身と向き合う機会が得られます。
自己肯定感アップのための具体的な施策
日記やジャーナリングをつける
1日に1回でも、気が向いたとき、書きたくなったときでも構いません、日記やジャーナリングをつける習慣を持ってみましょう。
子供からの電話やメッセージがあって嬉しかったこと、美味しかったランチのこと、空を見上げたときの美しい夕焼けのこと、何でも構いません。もちろん辛いことがあった日でも、ありのままを書いてみることで、客観的に自分を見つめることができることでしょう。
私は、お気に入りのノート「Rollbahn」と書きやすいボールペン「JETSTREAM」を用意することで、ジャーナリングが長年続いています。(上図)
瞑想をする
瞑想は心の安らぎを得られます。
私が瞑想を始めたキッカケは、左胸あたりがたまに痛くなることがあったからです。
心配で受診しても何の異常もなく。そのとき先生に「交感神経が優位かも知れないね。副交感神経を意識するように生活をしてみて」とアドバイスをいただいたから。確かに、いつも仕事のことばかり考えて、気が休まっていないかもなと瞑想を取り入れてみました。
最初は、頭の中にあれこれと思考が湧いてきて、上手く集中することができなくても大丈夫!少しずつ続けていくことで呼吸に集中できるようになっていきます。まずは、1日10分からでも始めてみましょう。静かな部屋に座り、深呼吸をして意識を集中します。瞑想は座らなくても、身体を大の字にして寝転がりながらでもできるのがいいですね!
私が瞑想を始めた頃によく利用していた動画です。
まりこさんのナレーションが入っていて、瞑想に入りやすいかと思います。瞑想に慣れてきたらナレーション無しの動画がオススメです!
定期的なセルフケアの時間を設ける
心身の健康を保つため定期的なセルフケアの時間を設けてあげましょう。
美容面では、サロンでトリートメントやマッサージを受けるのもいいでしょうし、ホームケアに時間をかけ、好きな入浴剤を入れたお風呂にゆっくり浸かり、お気に入りのスキンケアで自分を労わりましょう。
健康面では、定期的な健康診断はもちろん、好きな香りのキャンドルやお香を焚いたり、癒されるリラクゼーションの時間を楽しむことなど、自分なりのリラックス方法を見つけましょう。
香りが好きすぎてリピートするくらいお気に入りのアロマキャンドルをご紹介しますね。
ガラス製の容器も素敵ですし、思ったより大きいです。ちなみに容器はキャンドルを全部使い終わったら洗って、ちょっとした小物入れやディスプレイにしています。また、プレゼント用にラッピングされた状態で届くので、大切な人へのプレゼントにもオススメしたいキャンドルですよ。
まとめ
自己肯定感を高めることは、決して簡単なことではありませんが、少しずつ日常に変化を起こすことで、必ず変化は訪れます。まずは誰よりも自分を大切にする! 自分を労る気持ちが強くなれば、人生はより豊かで充実したものになると思います。
プライムエイジの私たちの価値は、年齢や外見だけで決まるものではありません。
それぞれの経験、知恵、愛情、そして生きる力…すべてが私たちの魅力です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます!