私たち50代日韓カップルの出会い

私たち、50代日韓カップルの出会い

日韓カップルというと、若者たちをイメージするかも知れないけど、ここにいます。
50代日韓カップル。

私たちが出会ったのは、4年前の春。
近所にある赤提灯のやきとり屋で出会った。

やきとり屋の常連である私は、夕方になると一人で飲みにいくのがほぼ日課。

カウンターに座り、やきとりとハイボール。
常連仲間が居れば、会話を楽しむし、居なければスマホ片手に一人飲み。

その日もいつものようにカウンターの端っこで飲んでいた。
隣に「日本人ではない人」が、一人やってきて飲み始めた気配

横を向いて、隣を見るわけでもないが、
だた「日本語ではない」独り言を喋っているのが耳に入ってくる。
一人で飲んでいて独り言を喋るから、やたら気になる…

ちょっと高めの声の男性「中国人かな?」と思っていた。
時折、電話で誰かと話していて、待ち合わせをしているようだ。

しばらくして「日本人ではない人」の連れがやってきた。
といっても、隣に座っているこの人たちを見ていないので、 耳から入ってくる状況からの推測だが。

ふたりが飲みながら会話を始める。

韓国語だ。

となりの人たちは、韓国人だった。
声の感じからして、私と同年代くらいかな?

1時間くらい飲み、ほろ酔いの私。
そろそろ帰ろう。
奥にいる店員に「お会計」を促すと同時に、隣にいた二人に声をかける私。

「韓国の方なんですね!」

声の高い男性が「1杯飲んで行きませんか?」と誘ってくれた。
会計を済ませちゃったけど「それじゃ、1杯だけ!」と同席することに。

私の隣に、声の高い男性、そのとなりにオッパ。
声の高い男性越しに見えたオッパの第一印象は「笑顔が眩しかった
この年齢で、あんなに笑顔が素敵な人って、たぶんいい人だろうな。

ちなみに後日、訊いてみた私の第一印象はというと、
女性ひとりで飲んでいて、何してる人だろう?アル中?ミッチョッソ?!」と思ったそうだ。

*ミッチョッソ「미쳤어」は、狂ってるとかクレイジーといった意味を表す韓国語

韓国では、飲み屋で女性ひとりで飲んでいるということは稀だそうだ。
なので、私のことを「クレイジー?!」と思ったとか…笑

そして、お互いのLINE交換。

翌日、気軽な気持ちで
お礼と韓国語の先生になって欲しいとオッパにメッセージを送った。

快く「いいですよ。ボクにも日本語教えてください」との返信。

それから1週間後、ふたりで会うことに。
韓国料理店でブテチゲを食べ、チャミスルを飲みながら
お互いのこれまでのことや、仕事のことなど、いろいろと話した。

感覚とか価値観が似ているところがあるなと感じた。

それにしても、眩しい…笑顔が眩しいぜ。
人柄の良さが滲み出ているような眩しさ。

話しながら「あ、この人すごく良い人だ」という確信が持てた。

ただ、背が低い。
私より5cmくらい低そうだ。
この時点では「いい友達になれそう

韓国料理店を出て、カラオケに誘われた。
そのとき、さりげなく手を繋がれたので、そのまま繋いでいた。

あとから聞いたら「手を繋いだとき離さなかったから、YESだと思った」らしい。

これが韓国式か?!
それから私たちは付き合うことになった。

もともと近所のやきとり屋で出会ったので住まいは、
半径2km圏内くらいだと思っていたが、私の自宅から100mくらいの近さ。
徒歩2分もかからない場所に住んでいた。

しかも、共通の知り合いも数人いた。

今まで知り合っていなかったのが不思議なくらい偶然が重なっていた。

付き合ってしばらくは、お互いの家を行き来していた私たちだが、
半年後に広さのある私の自宅にお引越しをして、ふたり暮らしが始まった。

そして、今に至る。

私たちは出会う前まで「もう誰とも恋愛しない」と思っていた。
私は恋愛に対して「お腹いっぱい」
オッパは苦々しい経験ばかりで「もうヤダ」と思っていた。
人生なにが起こるか分からないものです。

オッパと一緒になって思ったことは
ひとりも楽しいけど、ふたりはもっと楽しいんだなということだった。

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