みなさん、日韓カップルの家庭では、日本料理と韓国料理、どちらが食卓に並ぶと思いますか?
わが家の場合、だんぜん韓国料理です!
なぜなら、オッパの職業は韓国料理人。そして彼は、料理を心から愛しているのです。
料理人なのに家でも料理?
よく「料理人は家では料理をしない」と聞きますが、オッパは違います。むしろ、家でも進んで料理をしてくれるんです。それもそのはず、オッパにとって料理をすること、そしてその料理を美味しいと食べてもらうことが何よりの幸せだからです。
包丁との出会いから始まった料理人の道
オッパが日本に来たのは15年前。
それまで韓国では、勉強ばかりしていた彼にとって、包丁を握ることなんて考えたこともありませんでした。しかし、日本に来て初めて包丁を握ることになり、その時の緊張感は相当なものだったそうです。歯を食いしばりすぎて、歯茎を痛めるほどだったとか。
彼の修行は皿洗いから始まりましたが、先輩たちの姿を観察しながら料理の技を学び、少しずつ自分の料理を作るようになっていきました。
運命の海鮮ちゃんぽん
オッパと出会って間もない頃、「お店に食べにおいで」と誘われ、彼が料理長を務めるお店へ足を運びました。そのときに食べたのが、忘れられない一皿 海鮮ちゃんぽんでした。
一口食べた瞬間、私は感動しました。
「うぅぅぅ…うまい!何これ?!こんな美味しいの食べたことない!」と、心の底から感嘆したのを覚えています。
オッパの料理の虜になった瞬間です。
今では、オッパの味にファンがたくさんいますが、私もその一人。
熱冷めやらぬ、料理への情熱
オッパは、ただ料理を作るだけではありません。
彼にとって、家での料理は一種の「実験室」のような場所です。プロとして多くのレシピを持っていますが、それらを完璧なものにするため、常にアップデートを重ねているんですね。
そのアップデートというのが驚きです。たとえば、「塩を0.5g増やした」「水を100cc減らした」など、ほんのわずかな変更を加えて、料理の味や食感を微妙に調整しています。そんな些細な違いが本当に味を変えるの?と思うかもしれませんが、これが変わるんです。
彼が追求するのは、常に「より美味しく」ということ。家でも、私たち家族が最高の味を楽しめるように、日々研究を続けています。家族の美味しいをクリアして、お店で提供するという流れ。私は長い間、家族のために料理を作ってきましたが、オッパのこだわりや技術には感心するばかり。料理人という職業がどれほど深いものか、改めて感じさせられます。
夢は、世界の人に美味しい韓国料理を食べてもらうこと
オッパは、来日して以来、韓国料理人として一貫して働き続けてきました。
昨年、念願の永住権を取得し、今は少し休息の時間を過ごしています。それでも、彼の才能と努力が広く知られているおかげで、退職したという噂を聞きつけた多くの方々から、スカウトの話をたくさんいただいている状況です。
本当にありがたいことです。
しかし、今のオッパは、さらに大きな夢に向かって準備を進めています。
その夢とは、世界中の人々に美味しい韓国料理を届け、笑顔にすることです。料理を通じて、彼が大切にしている韓国の文化や味わいを広めたいという強い思いが、彼の心の中にあります。
私は、その夢が実現する日を楽しみにしながら、オッパをそばで応援しています。
いつか皆さんにも、オッパの料理を味わっていただける日が来ることを願っています。
いつもお読みいただき、ありがとうございます!
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